Quantcast
Channel: 母性 – Pouch[ポーチ]
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

草食動物を我が子のように慈しむメスライオンがいた! 母性ってすごい!

$
0
0


野生動物の世界は、弱肉強食です。草食動物は草を食べ、その草食動物を肉食動物が食べる。これは自然の摂理であり、私たちもそれが当たり前だと考えています。

しかし、アフリカ・ケニアで発見されたメスのライオンに、この理論は当てはまりませんでした。なんとこのメスライオンは、草食動物アンテロープの子供を、我が子のように見守り育てていたのです。

アンテロープとは、ウシ科に属する見た目は鹿のような草食動物。この子どもを懸命に育てようとするメスライオンの姿を発見したのは、この地域の野生動物を調査している動物学者たちでした。メスライオンは数日間飢えた状態が続くときも、決してアンテロープの子供を食べようとはしなかったそうです

メスライオンは、昼も夜もアンテロープの子どもの側を離れず、母親のように寄り添っていました。そして時には、自分のミルクまで与えていたのだそうです。しかし、ここはサバンナ。彼らの周りには、アンテロープの子供を狙うたくさんの肉食動物たちがいつだって目を光らせています。

そしてある日。メスライオンが一瞬目を離したすきに、アンテロープの子供はオスのライオンの餌食になってしまいました。メスライオンは、その後しばらく動けずに呆然としていたそうです。まるで、我が子が犠牲になってしまったかのような悲しげな様子に、動物学者たちは驚き、そして胸を痛めました。

メスライオンとアンテロープの子供が、なぜ親子のように寄り添い暮らし続けてきたのかはわかりません。迷子になっているところを可哀想に思って連れて来たのか、それとも何か目的があってどこかの群れからさらってきたのか。

真相はわかりませんが、断言できるのはただひとつ、彼女は肉食動物としての本能よりも、母性という本能のほうが勝っているということ。食べ物である草食動物を目の前にしてもなお、食欲という最も優先されるべき欲求よりも、まず第一に母であろうとした、メスライオン。母性とは実に、不思議なものです。

(文=田端あんじ)

参考元:youtube.com( http://goo.gl/FZcIx
この記事の動画を見る

●関連記事

オリジナル記事: 草食動物を我が子のように慈しむメスライオンがいた! 母性ってすごい!
Copyright© Pouch[ポーチ] / SOCIO CORPORATION. All rights reserved.


Viewing all articles
Browse latest Browse all 4

Latest Images

Trending Articles





Latest Images